これからエステサロンを開業する人や、心機一転して制服を変えようという人にとって悩ましいのが、どういうユニフォームを選ぶべきか、という点です。
オリジナルのユニフォームを作るのはコストがかかって大変なので、既存のユニフォーム商品を選ぶのが一般的かと思いますが、それでも選択肢は無数にあるので迷ってしまいます。
そこで今回は、エステ用ユニフォームを選ぶときの判断材料に役立つ情報をお届けします。
このページの目次
エステユニフォームの選び方
エステユニフォームを選ぶ上で気をつけたいのが、エステ内の雰囲気やイメージに合っているかどうかです。美容エステは特にお店の雰囲気によってお客さんの印象が左右され、リピート率や新規客の獲得率にも影響します。
デザインだけでなく、生地のストレッチ性による動きやすさや、汗の乾きやすさ、抗菌作用などの機能面も考慮しなければなりません。エステユニフォームは機能性とデザインを兼ね備えた商品選びが必要になってきます。
さらに、意外と軽視されがちなのがメンテナンス性です。洗濯しても劣化しない丈夫さや、速乾性が高いと、汚れてもすぐに洗って使い回すことができて効率的です。
ユニフォームの色合いで印象が大きく変わる
まずはユニフォームの全体的なイメージカラーを決めます。エステ店内の内装に合わせた色合いでもいいですが、なるべく清潔感のある色をおすすめします。
一口に清潔感のある色と言っても、色には見た人に与える心理的印象があるので、色選びの参考にしてみてください。
- 白:最も一般的なユニフォームカラー。清潔感や安心感を与えることができる
- 黒:高級感や重厚感を演出できる色合い。都会的なイメージで富裕層向けサービスにも最適
- ピンク:女性らしさに溢れた色合い。美容業界によく採用されるイメージカラー
- 青:知性的な印象を与える色合い。爽やかで信頼感のあるイメージを演出できる
各色それぞれの個性があり、組み合わせや色の濃淡も考慮すると非常に奥が深いです。
色の与える印象はエステサロンの理念や運営方針にも影響を与える可能性があるので、慎重に選びましょう。
施術しやすいように動きやすさを重視する
エステティシャンが施術しやすいように、機動性の高いユニフォーム選びも重要。せっかく色合いを慎重に選んでも、肝心の施術がしにくくて質が低下すれば意味がありません。
まずはストレッチ素材で伸縮性に優れた生地を選びます。動作の妨げにならないような柔軟な生地であれば、施術の質が低下することはありません。
あとは胸元やスカートが開きにくい構造であれば、体勢を気にせず動けるので機動性も向上します。特にスカートの丈は短い過ぎると足を開きにくくなるので注意しましょう。
手入れが楽な素材・生地を使用したユニフォーム
従業員が多いエステでは、ユニフォームをすぐに洗って使い回せるように、速乾性や耐久性に優れた素材がおすすめです。手入れや買い換えるコストをあらかじめ考慮しておくことで、長期的にお得なユニフォーム選びができるでしょう。
綿や麻といった素材は丈夫で洗濯に強い上に、漂白しやすいので汚れも簡単に落ちます。しわになりやすいという欠点はありますが、肌触りの良さや高い吸湿・吸水性などのメリットも多いので、天然繊維素材を使用したユニフォームがおすすめです。
エステユニフォームのタイプ
エステユニフォームは大きく3タイプに分類されます。
- ワンピース
- カットソー
- チュニック
どのタイプにするかは、エステサロンのコンセプトや機能性で選びます。まだ決まってない場合は以下で各タイプの特徴を解説するので参考にしてみてください。
ワンピースタイプ
エステサロンで最も人気なのがワンピースタイプのユニフォームです。ワンピースの女性らしいデザイン性はエステサロンの雰囲気に適しています。動きやすい形状なので、スタッフのサービス提供の質も上げられます。
半袖のワンピースがメインになりますが、襟元やファスナー、ポケットの位置などは商品によってさまざまなので、エステサロンの環境や好みに応じて選ぶことができます。
カットソー&パンツスタイル
カットソーはパンツと合わせて着用するユニフォームです。カットソーは顔回りがスッキリしていて美しいビジュアルになります。鎖骨のラインが綺麗に出るのも女性らしさが出てエステサロンにふさわしいでしょう。
ボトムスはパンツを合わせるので、フォーマル感がありながらも動きやすいユニフォームです。
チュニックタイプ
チュニックタイプはエステサロン以外にも、医療や介護現場など幅広く用いられている汎用的なユニフォームです。女性らしい襟元と腰までの覆う丈の長さが特徴的。
ウエストが引き締まったシルエットになるので、エステサロンの印象を良くするような美しいフォルムで施術を行うことができます。素材やデザインの幅も広いので、お店の環境に合わせて柔軟に選ぶことができるでしょう。
サロンの雰囲気に合わせてユニフォームを選ぼう
以上がエステユニフォームの選び方についてでした。3タイプのユニフォームから、サロンの雰囲気や労働環境に応じて最適な商品を探せると思います。
ユニフォームの色や襟元、収納や生地の素材など、考慮すべきポイントが多くて大変かもしれませんが、細部にまでこだわってユニフォームを選ぶことでサロンのコンセプトがしっかりと浮かび上がるはずです。ユニフォームは従業員の意識にも関わる重要な要素なので、スタッフのことも考えた上で制服選びを行いましょう。